第二章

よかったね、生きてて。
そんな風に考えたことなかったんだ。ほんとは。
開いててよかった、というセブンイレブンじゃあるまいし。
でも突発的に心から湧き出て、それはそのままワタシの言葉になった。


今日も今日で、嬉しい報せに駅のホームで思わずホロリ。
前職でやろうとして、でも成し得なかったものが、ついに実現したという。
しかも賛同してくれた面々は、かつてワタシが担当した取引先ばかりで
もうなんだかエミコ・メモリアルだね、と。
どうりで懐かしい人々からの連絡が多いわけなのでした。
感謝したりされたり、励みになったり励みにされたり、
みんなみんな、同じなんだなぁ。
いつかどこかでまた出会わなくても、それぞれが光っていれば
それがいちばんいい。
きっと光っちゃってるんだろうなぁ・・・と嬉しい想像をできるからね。